予防接種について
母親から授かった免疫は成長とともに減弱していき、病気にかかりやすい体の状況になります。ここで必要になってくるのが、予防接種です。免疫が弱まってからも病気に罹らないようにするためには、決められた期間にワクチンを接種することが大切です。一般的には、生後約2か月がワクチンデビューのタイミングです。
なお、小児期に接種すべきワクチンには沢山の種類があるので、「いつ、どのワクチンを接種したらよいのか」とお悩みの方も少なくないと思います。それに予防接種のスケジュール管理は、保護者の方だけではなかなか難しいものです。そんな接種プランニングについても、遠慮なくご相談ください。
ご持参いただくもの
- 予診票
- 接種券
- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 小児医療証
- 診察券(お持ちの方)
- 事前のご予約が必要です。お電話、もしくはご来院時に予約をお取りください。
- 予防接種は、お子様の体調が良い時に受けさせましょう。
- 接種後30分は、もしもの副反応に備えて、念のため接種場所の近くにいましょう。心配な症状が見られた際は、医師に相談してください。
定期接種の種類
- ロタワクチン
- ヒブワクチン
- 小児肺炎球菌ワクチン
- B型肝炎ワクチン
- 4種混合ワクチン
- BCGワクチン
- 麻疹・風疹混合ワクチン
- 水痘ワクチン
- 日本脳炎ワクチン
- 2種混合ワクチン
- 子宮頸がんワクチン
任意接種
- おたふくかぜワクチン
- インフルエンザワクチン
9か月健診について
9か月健診は、市町村が乳幼児に対して公費で提供されます。目的は、赤ちゃんの健康状態を定期的に確認することです。乳幼児の成長と発達、栄養状態の確認、先天性疾患を含む病気の有無の確認、予防接種の時期や種類を確認し、何か問題があれば、すぐに適切な対応をいたします。大切な赤ちゃんを見守るために、乳幼児健診は必ず受けるようにしましょう。
赤ちゃんの健康状態を把握できる機会というほかにも、保護者の方が日頃気になさっていることを小児科医に相談できる良いチャンスでもあります。定期的に行われる乳幼児健診は、保護者の皆様の不安を取り除き、精神的な支えにもなってくれる貴重な場といえます。育児上の悩みや気になることなどがございましたら、遠慮なくご相談ください。
- 乳幼児健診の主な内容
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- 全身の診察
- 体重、身長、頭囲、胸囲の測定による発育のチェック
- 月齢、年齢に相当する発達のチェック
- 栄養指導、生活指導、事故防止の指導
- 予防接種の進め方の相談
- その他の相談