低身長について
お子様の身長が低い場合、その原因の多くは、ご両親も背が低いなどの遺伝や体質によるものです。しかし、なかには身長を伸ばすホルモンが十分に分泌されていないケースや、稀ながら染色体や骨の病気が原因となって身長が伸びないケースもあります。生まれた時に小さく、その後の身長もあまり伸びないお子様もいらっしゃいます。こうした病気は、それほど多くはないのですが、早めに治療を受ければ、身長を伸ばせる可能性があります。
治療できる低身長
- 成長ホルモン分泌不全性低身長
- SGA性低身長
- ターナー症候群
- 軟骨異栄養症
- プラダーウィリ症候群
- ヌーナン症候群
- 慢性腎不全性低身長
受診の目安(これより低ければ相談しましょう)
年齢 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
3歳0か月 | 86.4 | 85.5 |
4歳0か月 | 92.5 | 91.9 |
5歳0か月 | 98.1 | 97.7 |
6歳0か月 | 103.8 | 103.4 |
7歳0か月 | 109.5 | 108.8 |
8歳0か月 | 114.7 | 113.9 |
9歳0か月 | 119.7 | 118.8 |
10歳0か月 | 124.5 | 123.9 |
低身長の対応について
当院では「成長ホルモン分泌負荷試験」や手根骨のX線撮影による「骨年齢の測定」を行うことにより、お子様の低身長の原因を明らかとするように努めます。
診断が上記の治療できる低身長である場合、成長ホルモン治療を行います。
成長曲線について
成長曲線シートのグラフ上にお子様の身長、または体重の測定値を記載することで、身長と体重の成長度合いをひと目で確認することが出来ます。
成長曲線シートは以下のサイトからダウンロードできます。