夜尿症とは
夜尿症は、「5歳以上で1か月に1回以上の頻度で夜間睡眠中の尿失禁を認めるものが3か月以上つづくもの」と定義されています(日本泌尿器科学会)。ご承知のとおり、生まれて間もない赤ちゃんは、誰もが「おねしょ」をしますが、成長とともに次第に排尿機能が整っていきます。尿が溜まる感覚や排泄したいという感覚を覚え、膀胱も発達して、ある程度まで尿を溜められるようになるからです。
夜尿症は、こうした成長が遅れていることが原因ですが、排尿機能の発達には個人差が大きいので、過度に心配する必要はありません。但し、膀胱などに病気が潜んでいることもあるので、まずは当院にご相談ください。
主な原因
- 夜間尿量が多い
- 膀胱機能が未熟
- 水分や塩分の過剰摂取
- 心理的ストレス
- 膀胱などの器質的原因
受診の目安
おねしょをすることで本人が自信を失ったり、外泊する際に精神的な負担が大きく掛かかる様な場合、日中も尿や便を失禁するような場合が受診の目安になります。